誰もが何かの先生なんだ
本当に素敵なイベントだ。心からそう思える。
「まちのちいさなてらこやさん」。
出水に住む誰かを先生に見立て、その人の生き方や仕事などの取り組みを、集まった人々の前で話してもらう。話す人にとっての日常が、聞き手にとって、生き方の参考や糧となる。そういう企画だ。
運営するのは出水市役所の鳥越大祐さん。「出水に住む誰もが何かの先生なんだ」をコンセプトに開始した。
第一回目は、出水の鳥の魅力に強く取り込まれた同市役所の本多孝成さん。そして第二回目が、RITA出水麓 宮路邸で支配人をしている森園さとみさんだった。その第二回目に私も参加した。
RITAは、私自身もアルバイトで週三日入っている(つまり森園さんは私の上司にも当たる 笑 (さらについでに、なんと前職の先輩にも当たる!))。なので今回は、市民やお客さま目線での不思議な感覚で話を聞いたり、宿の見学を行った。
でもそれがよかった!やはり仕事中は気づかない、知らないことをいろいろ発見できたのだ。部屋の細部にあるギミック(たとえば釘隠し)や、各部屋の成り立ちの経緯、庭のソテツの秘密など、勉強になった。やはり知識があるだけで、各所の見る目が随分変わる。これからRITAでお手伝いするのが一層楽しくなりそうだ。
このような、普段の自分とは違う世界や、そこを取り巻く人の生き様を深く知っていく。そんな面白さが詰まったこの企画。多くの人に参加してもらえたら。そして、登壇してもらえたら。と思う。
これまでで(4月4日時点)、第三回目までが開催されている(第三回目は、環境省の木富正裕さん)。 これからまた、どのような人が登壇していくのか。今後の開催も楽しみだ。
(文:Yuichi Komura(ブックカフェ つばめ文庫))
【まちのちいさなてらこやさん】
Instagram https://www.instagram.com/terakoyasan.izumi/
【RITA出水麓 宮路邸】
公式HP https://rita-izumifumoto.jp/
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