TOOL-izumi city guide book-(2021年1月発行)

OH!JIZO STREET MAPに続いて、出水駅とその周辺の情報を集めたマップをつくることで、より出水駅~商店街~麓武家屋敷群を歩いて楽しむ動きが生まれる、そのお手伝いができたら。

でもせっかく作るなら…「出水に暮らし、出水のことが好き。もっと出水のことを知りたいと思っていて、そのきっかけを探している。」そんな人たちと一緒に作れたらいいなあと考えました。

そこで今回つくるものは”市民参加型”でやってみよう!ということで、数回のワークショップを企画しました。

本企画に興味をもってくださった7名のみなさんとともに、制作を進めていきました。

【DAY1】では、実際に制作にあたっては全員記事のライティング、場合によっては写真撮影もお願いするため、その基礎知識について学んでいきます。

その後、実際にまちを歩いてみよう!ということでカメラを片手に各々歩いて回ってみました。

まち歩きにはサイコーなお天気。
とにかくツルが至るところに…出水駅だけで一体何羽いらっしゃるのでしょう?

会場に戻り、各々歩いてみて感じたことを共有。この中から、自分が実際に記事を書いてみるとしたらどんなことを記事にしたいと思う?というところまで考えてもらいました。まだ初回なのに…なかなかハードな企画です(笑)

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【DAY2】では、特別講師として『暮らしの手帖』や『&Premium』で現在もエッセイを連載している岡本 仁(おかもとひとし)さんにお越しいただき、まちを見る、日常を見る、文章を書く、ということについてお話を聞いていきました。

「鹿児島の人たちは、人懐っこくておせっかい。聞いてないことまで話してくれる。醤油とお味噌が甘くて。植生(しょくせい)も違う。そんなところが僕からみた鹿児島の面白いところかなあ。」

「誰が書いたかわからない、きれいな文章はあまり読みたいとは思わないんだよね。人は何を面白いと思うか、読んでどうなってほしいか、を考えて書いていくのがいいんじゃないかな。」

岡本さんの話からいろんなヒントを受け取り、改めて自分たちが書いてみた記事を読みなおしたり、これから書く記事についてどんなことを伝えたいのかを考えてみたり。そんな時間を過ごしていきました。

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【DAY3】はいよいよ記事の最終チェック。皆さんの頑張りで当初予定していたよりもかなりボリュームのある冊子に仕上がりつつありました。

自分が書いた記事を読みなおしてみる、なんなら声に出して読んでみる。すると書いているときとはまた違った印象になることもあり、「延々書き直し続けられそうだ‥!」と声をあげる方も。(笑)

でもほんとにそうですよね…文章を書くって難しいなぁ。でも表現はみんなそれぞれ。誰かに言われて直すよりは、自分の文章になっているかが大事なのかもしれません。

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そんなみなさんのお力をいただいてできあがったのが『TOOL』です!

実はこの表紙のロゴは、参加者の一人が作成したもの!そこに、『HUNKA(ふんか)』=水俣のご夫婦デザイナーの奥さま(まさこさん)に切り絵で仕上げていただいた表紙デザインがばっちり合っています。

そんなみんなの思いが詰まったTOOL。見つけたときは手に取ってみていただけると嬉しいです。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

【TOOL-izumi city guide book-】

現物は、掲載店舗及び出水駅にも設置しております。出水駅とその周辺の散策のおともに、どうぞよろしくお願いします。

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