4/2(日)、自治会(他地域でいう「町内会」と同じ)の運動会に、初めて参加した。とてもよかった!

 実は、開始直前までかなりビビっていた。まず、初めての自治会イベントへの参加。そして、明らかに馴染みが深いであろう長年のメンバー同士の大声を掛け合いながらの準備タイム。〝疎外感〟その三文字が頭を掠めるのであった。

 しかしそんな中、誰とも話さず、その場に突っ立っているだけの方々が数人いる。話しかけると、やはり〝初めて〟の面子だった。
 ここから状況は一変。私を含む数名で場が盛り上がり、一気に力を得て楽しくなってきた!そのメンバー同士で近くのブルーシートに陣取り、一安心する。

 そして競技開始。これがまた面白い。全体の参加人数の都合により、ほとんどの人が、ほぼ全ての競技に出場せざるを得ないのだ!
一つの競技が終わって自分の席に戻ったと思ったら、1分休憩してすぐまた呼び出される!「次は○○です! はい、一般10名×2組…」「おわーっ、また人数足りねぇ!また出番だぁ!」と、これがずっと続くのだ。
 はっきり言って、これまで学校でやっていた真剣な運動会よりハードだったりして…? そんなこんなで最後まで盛り上がったのだ。

大勢で食べる弁当はいつもより美味しく感じる。

 いちばんうれしかったのは、何といっても、地域の人々との触れ合いであった。ベタかもしれないがこれは本当だ。普段接することのない人たちとの交流。
たとえば、その最たるものとして、おばあちゃんとペアを組んでの共同競技への参加。二人で、ボールの乗った一輪車の片棒ずつを握って走り、前方の三角コーンをぐるっと回って次のペアに交代する、というもの。これがまた盛り上がる!初対面同士もいて、さらに世代性別を超えた繋がり。とても尊い時間ではないだろうか。もちろん子どもたちとの交わりも、だ。
 
 こういう活動が、地域と人を自然と結びつけるのだろうなぁ、と強く強く思った次第である。とてもいい!非常に人間らしい時間をみんなと過ごせたひと時だった。
 人を人たらしめるもの、それは人とのつながり。間違いない。

追記・
運動会の後は、お花見。
大勢で食べる弁当は、それはそれは美味しかった!その後のビンゴ大会も大盛り上がり。出水の春の、いい思い出となった。

(文・写真:Yuichi Komura(ブックカフェ つばめ文庫))

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